不動産売却を検討中の方のなかには、平屋は売りにくいのではないかと心配されることも少なくありません。
2階建て住宅と比べると、1階建ての平屋は売却しにくい傾向にありましたが、少子高齢社会が進むにつれて、より需要は上がりつつあります。
今回は平屋の売却を検討している方に向けて、メリット・デメリットとできるだけ良い条件で売却する方法を解説します。
不動産売却における平屋の特徴とは?メリット・デメリットも解説
平屋のメリットは以下の3つです。
●老後も暮らしやすい
●地震に強い
●子どもの世話がしやすい
高齢になると体力や運動機能の低下により、階段の上り下りが難しくなることが多くなります。
階段のない平屋であれば、移動がスムーズかつ安全なため、老後の生活も安心して暮らせるでしょう。
地震が起きた際には、複数階の住宅に比べて被害を抑えられる可能性が高くなります。
また、平屋は比較的視界が開けているため、小さな子どもが入る場合には様子を確認でき、異変に早く気が付けることも可能です。
平屋のようにワンフロアの空間は、家族と顔を合わせる機会が多く、コミュニケーションを取りやすいのもメリットと言えます。
一方で平屋は2階建てと比べて居住スペースが狭く、水害に弱いというデメリットがあります。
家族の人数が多い場合には、平屋では手狭に感じることが多いでしょう。
近年では台風による災害が多く発生しており、防災面から見て安全な住宅かどうかも重要なポイントです。
平屋は地震に強いものの、水害が起こると床下浸水の被害を受けやすくなるため、デメリットに感じる方も一定数います。
不動産を売るコツを解説!平屋を好条件で売却する3つの方法
平屋を好条件で売却する方法は、以下の3つが挙げられます。
●修繕して売却する
●更地にして売却する
●不動産買取会社に売却する
経年劣化による床や壁紙の汚れ、設備の不具合など、買主が購入をためらいそうな箇所がある場合は、修繕してから売却する方法があります。
さらにリフォームやリノベーションを施して住宅の機能が回復・向上すれば、査定で評価されるので、売却価格も上げられるでしょう。
なお、築年数が20?25年を超える木造住宅は、市場価値がほとんどなくなるため、解体して更地にしたほうが高い価格での売却が期待できます。