よそのお宅を訪問すると、玄関先で"ペット"や"タバコ"のにおいが気になることはありませんか。
自分の家も、他人からそう思われているかもしれません。
今回はそんな不動産売却でも気を付けるべき"家のにおい"について、売却にもたらす影響やおすすめの対処法を見ていきましょう。
売却にも影響する?不動産売却で「におい」を気にするべき理由
自宅を売却することになれば、内覧によって建物の状況を見てもらうことになり、その際においには特に注意が必要です。
生活の中で発生する排水溝からの悪臭や、壁に染みついたタバコのにおいはもちろん、売主では気が付かない独特の生活臭も不快に思われる原因になりかねません。
内覧時にこのようなにおいがあると、"家に対する印象が悪くなる""値引きの材料にされてしまう"、さらに"購入物件リストから外れてしまう"可能性もあります。
見た目を清潔に保つだけでなく、においについても十分配慮しましょう。
不動産売却でも重要!においへの正しい対処法をチェック
においには必ず発生元があるので、まずは発生元を確認して防止・除去することが必要です。
発生元による対策についてご紹介しましょう。
タバコ
タバコのにおいは長年の喫煙習慣によって、壁のクロスや家具などに染みつきます。
家庭用洗剤を薄めたものを噴き付け、堅く絞った雑巾で水拭きしましょう。
クロスの材質によっては水拭きNGの場合があるので、まず一部で試してからおこなってください。
また、市販のエアコン清掃スプレーでエアコンをキレイにするのも効果的です。
それでもとれない場合、業者によるハウスクリーニングやクロスの張替えを検討しましょう。
水回り
においの発生元になりやすい水回りについては、念入りに掃除しましょう。
台所やお風呂、トイレ、洗面所だけでなく、見落としがちな「洗濯機の排水溝」も確認することが必要です。
ファブリック
ソファやカーペット、カーテンなどの布製品はにおいを吸着しやすいので注意が必要です。
洗濯やクリーニングができればベストですが、できないものに関しては消臭スプレーの使用や、重曹を粉末のまま振りかけて約30分放置してから掃除機で吸い取るのもおすすめです。
ペット
ペット臭も内覧時には気を付けたいところ。
ペットがいつも使っているおもちゃや布製品などは、通常の洗濯の前に漂白しましょう。
洗ってもにおいが取れなければ、新しいものに交換をおすすめします。
日常生活においてこまめな換気が必要ですが、「脱臭機」を利用するのも効果的です。
ひどい場合には、ハウスクリーニングで対応しましょう。
カビ
お風呂場やキッチン、洗面所などにカビが生えてしまったら、市販のカビ取り洗剤を使って除去しましょう。
カビ対策には日頃から換気を心がけ、空気清浄機を使用するのもおすすめです。