まず初めに、不動産売却で必要な図面は確定測量図という図面です。
この図面は、安心して不動産売却などの取引をするために必要とされています。
不動産は大きな買い物なので、誰だって失敗したくないはずです。
確定測量図はどのようなことを証明する図面なのかを踏まえ、その必要性や取得方法をご紹介するので参考にどうぞ。
不動産売却で図面が必要!なぜ必要なのか目的を解説
確定測量図は、売却を予定している土地に隣接する土地の所有者が立ち合ってする測量に基づいて作られる図面です。
つまり、土地の境界線が良好な話し合いによって、決められたことを証明する図面ということですね。
境界線でもめている土地を購入したいと思う方はおそらくいないでしょう。
もし、その事実を隠して不動産売却をしたら、罰せられる可能性があるほど重大な問題です。
土地の購入希望者が実際に購入した後、問題なく不動産活用できることが購入前にわかれば安心ですよね。
確定測量図の作成には隣地所有者の立ち合いが必要なので、その所有者の事情によっては思わぬ時間がかかることもあり注意が必要です。
例えば所有者が遠方に住んでいる、予想外に話し合いが難航するなどが代表的な例でしょう。
不動産の売却を考えるなら、早めに不動産会社に相談して動き始めることがおすすめです。
不動産売却で図面が必要!図面の取得方法を解説
不動産売却で必要な確定測量図を取得するなら、法務局へ行くのが一般的な方法です。
売却したい不動産がある地域の法務局へ行きましょう。
その地域を管轄する法務局を調べるなら、電話で直接法務局へ問い合わせるのが確実なのでおすすめです。
また法務局での図面取得に必要な登記簿の地番がわからないときも、法務局の職員に直接聞いてみると簡単です。
自分で調べるなら法務局にあるブルーマップと呼ばれる地図を見ればわかります。
一般の方は図面取得に関してわからないことが多いのが普通なので、遠慮せず法務局の職員に質問しましょう。
出かける時間が取れない場合は、売却したい不動産を管轄する法務局へオンライン申請する取得方法があります。
この方法では、オンライン申請した後、公的な図面を郵送または窓口で取得できます。
法務局は混雑するのが一般的なので、オンライン申請は合理的な図面の取得方法と言えますね。
自分に合っている方法を選んで、不動産売却に必要な図面取得をしましょう。