マンションや一戸建てなど所有している不動産を売却する際には、さまざまな手続きをしなくてはなりません。
特にライフラインの解約に関しては、いつおこなえばいいかタイミングに迷う人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、そんなライフラインのなかでも「水道の解約」に注目し、どのタイミングで解約するのが一番いいのか、どんな解約方法なのかについてご紹介したいと思います。
不動産売却にあたって水道を解約するタイミングとは
水道を解約するタイミングは、売却する不動産にいつまで住んでいるかどうかに関わらず、「引き渡しの直前」もしくは「引き渡し日」がベストと言われています。
では、その具体的な理由を見てみましょう。
売主が売却予定の不動産に引き渡し直前まで住んでいる場合は、売主の日常生活のためや引越し時に掃除をするために水道が必要なのは当然ですね。
しかし、売却予定の不動産に誰も住んでいない空き家状態の場合でも、不動産売却の際には必ず購入希望者による「内覧」があります。
不動産売却において、購入希望者を迎えての内覧後に成約に結びつけるためには、内覧前に綺麗に掃除しておくことも大事なポイントとなります。
したがって、掃除をしやすくするためにも水道は使えるようにしておきましょう。
また、水道が使えれば内覧中に購入希望者がトイレを使用したくなった場合にも、すぐに対応できるというメリットもありますね。
さらに水道は長期間使っていないと悪臭の原因にもなります。
悪臭予防として定期的に水を流すためにも、引き渡し直前もしくは引き渡し当日まで水道は使えるようにしておきましょう。
不動産売却時の水道の解約方法とは
水道を解約する方法は、住んでいる地域を管轄している水道局へ連絡し、解約の申し込みと解約日の指定をしておけば、水道局側で停止手続きをしてくれます。
水道料金に関しては、解約日までに使用料の精算をおこなう必要があります。
水道局には休業日もあるので、そこを加味しながら、引き渡し日の一週間前までには解約の申し入れをしておくといいでしょう。