狭小地とは、狭くて小さな活用しづらい土地のことです。
狭小地は自宅を建設できるほどの広さがなかったり、利用しづらい形だったりするため、買い主候補者が現れにくいと悩んでいる売り主の方も多いでしょう。
そこで今回は、狭小地の不動産が売却しづらい理由とスムーズに売却する方法についてご紹介します。
狭小地の不動産が売却しづらい理由とは?
狭小地の不動産が売りづらいのには、おもに以下の理由が考えられます。
単純に土地の活用方法が思いつかない
狭小地の多くは15~20坪程度の広さしかなく、住居や店舗を建てたい人から「建物を建築するには狭すぎる」と感じられるケースが多いです。
そのため、土地の使い道が限られてしまい、買い主候補が現れにくいことが考えられます。
住宅ローンを組む条件に当てはまらない
住宅ローンを組む場合、金融機関ごとに定められた不動産の広さに関する条件をクリアする必要があります。
狭小地はその条件に達しない広さであることが多く、購入する場合は現金一括という選択肢しか残されていません。
そのため、住宅ローンを使って分割で購入代金を支払うことを考えている人からは、ハードルが高いと感じられてしまいます。
建築業者が作業しづらいため期間と費用がかかる
狭小地は大型の重機が入りづらいデメリットがあります。
そのため建築作業がスムーズに進まず、完成までに時間がかかる分費用も高くなってしまいます。
狭小地の不動産をスムーズに売却する方法
狭小地が売れないと悩んでいる場合、まずは隣地の所有者に取引を持ちかけてみるとよいでしょう。
一見狭くて利用しづらい土地でも、隣地のスペースと合わせれば活用方法は広がります。
また、不動産業者に土地を買い取ってもらう方法もおすすめです。
土地の売却といえば仲介業者を通して個人に売るイメージがありますが、狭小地の活用方法に慣れた不動産業者に売ることによって、スムーズに売却しやすくなるでしょう。
相場に合った価格で売りたい場合は、仲介業者を通して買い主候補を探すしかありません。
ただし、狭小地に対してマイナスイメージを持っている人も多いため、一般的な営業方法ではなかなか売れないでしょう。
そのため、狭小地の多いエリアにある仲介業者や狭小地を活用する知識が豊富な仲介業者を選んで戦略的に売る方法です。