不動産を売却するにあたっては、司法書士を手配すべきか迷っている方は多いでしょう。
できるだけ安く手続きを進めたいという理由で、司法書士への依頼を躊躇する方も少なくありません。
しかしながら、プロに代行してもらわなければ難しい手続きが多いのも事実です。
そこで、この記事では司法書士の必要性について解説します。
不動産の売却における司法書士の必要性
不動産売却における司法書士の役割は、登記の移転手続きをすることです。
不動産の売買取引は契約が成立すれば終了というわけではなく、登記の転移が必要になります。
登記とは、その不動産について現在の所有者が誰なのか、今までどのような取引がなされたかを示すもので、簡単に言えば不動産を所有している証明となるものです。
登記の転移は、不動産の名義変更であると考えてよいでしょう。
売買契約を結んでも、登記の転移をするまでは所有者は変わりません。
登記が完了していないことで、所有者が曖昧になりトラブルに発展することもあるので、注意が必要な手続きです。
そして、この登記の転移を代行してくれるのが司法書士です。
手続きは売手と買手が一緒におこなわなければなりませんが、スケジュールの調整や申請手続きが複雑なので、お互いが承諾したうえで司法書士に任せることで、手続きがスムーズに済みます。
自分で登記をするのも可能ですが、書類の準備や申請を不備なく進めるために、プロである司法書士に任せるのが一般的です。
不動産の売却にあたって司法書士を活用するメリット
不動産売却で司法書士を活用するメリットは、まず安心できる点です。
国家資格を有する専門家なので、書類や手続きのミスでトラブルが生じるといった心配は軽減されます。
また、中立な立場の第三者として司法書士が介在することで、買手も売手も安心して取引を進められます。
不動産売買は高額な取引なので、安心感がもてるのは重要なポイントです。
そして専門性の高い職業であるからこそ、司法書士であれば悪質な不動産詐欺を水際で止められます。
証明書などが偽装でないかは、プロでなければ見分けるのが難しいです。
信頼できる司法書士に立ち会ってもらって取引を進めることで、詐欺などのリスクを回避できます。
円滑に、安心して不動産取引を進めるためには、司法書士へ依頼するのがおすすめです。
