不動産を売却するにあたり、ライフラインとして重要な電気は"事前に解約してから"物件を引き渡します。
しかし 空き家になったからといって、すぐ解約するのは売主にとってリスクになります。
なぜリスクなのか、その"理由"と"電気を解約するタイミング"について解説します。
スムーズな不動産売却に向けて電気を解約するタイミングはいつ?
電気を解約するのにベストなタイミングは"物件の引き渡し日"です。
なぜ空き家になっていても、引き渡し前に解約してはいけないのでしょうか。
売却に向けての活動が不利になる
電気が使えないことで、"部屋が暗い""空調が使えない"などの問題が発生し、内覧者にいい印象を与えることができません。
売買契約後でも、買主は下見や見学に訪れることがあるため、電気は使えるようにしておきましょう。
物件の劣化防止のため管理をしておく必要がある
建物はときどき換気をして、湿気やニオイがこもらないように管理しなければいけません。
放置することによって湿気が原因の結露やカビが発生すると、物件の価値を下げてしまう可能性があります。
売却活動中だけでなく"引き渡しが終わるまで"は、物件の換気や掃除ができるように、電気を契約したままにしておくことをおすすめします。
不動産売却で電気を解約する方法と流れ
電気を解約するには、契約している電力会社に電話またはネットによる手続きで解約申込みをすればOKです。
遅くても2~3日前までの手続きが必要ですが、できれば1週間前くらいには済ませておくと安心です。
契約電力会社の連絡先がわからない場合は、電気料金の請求書を見て確認しましょう。
電気を止めるメーター操作は家の外からできるので、解約日を指定して当日ブレーカーを落としておけば、立ち会いは不要です。
ただし、オートロックのマンションなどは、スタッフの出入りのための立ち会いが必要なケースもあります。
また、すでに引っ越して管理するためだけの電気使用の場合は、基準になる"アンペア"を下げておくと基本料金が安くなることもあるので、電力会社に確認してみましょう。