不動産の売買において、特にこれまで住んでいた家を売却して、新しい家に買い替えたいと思ったときに気になるのが「タイミング」です。
今回は、どんなタイミングで家を売ればいいのか、家の購入と売却はどちらを先に行えばいいのかなど、不動産の買い替えでポイントとなるところのお話をしていきます。
不動産の買い替えに適した時期は?最適なタイミングを知ろう
不動産を売却するのには、それに適したタイミングというものがあります。
まず、売却に適した時期ですが、これは一般的に2月から3月の春と、9月から11月の秋と言われています。
春先は職場の新年度開始や、子どもの進学に合わせて住まいを新しくしようと考える人が多く、秋は職場の異動が多い時期にあたるため、不動産の売却がしやすい時期だと言えます。
もうひとつのタイミングとして、築年数が10年になったときがあります。
築年数が10年以内だと比較的印象がいいのですが、20年を超えるとなかなか買い手がつきにくくなってしまいます。
10年前後を目安にしておくといいでしょう。
ただ、築年数3年間は固定資産税が安いので、早すぎる時期に売却することは避けた方が無難です。
売却・購入の順序は?タイミングだけじゃない不動産買い替えのポイント
それでは、不動産の買い替えの際は売却と購入のどちらを先行させたほうがいいのでしょうか。
この場合、どちらにもメリットとデメリットがあります。
売却を先にした場合
家を先に売却することによって、新しい家を購入する資金を用意することができるのが大きなメリットです。
売却したお金を新居購入のための資金にできるので、金銭面で余裕ができます。
ただ、これまで住んでいた家を先に売ってしまった場合、新居が決まるまでの間を暮らす「仮住まいの家」が必要になります。
新居探しに時間がかかればかかるほど、仮住まいに必要なお金が増えてしまうというのがデメリットです。
また、引越しをする回数も増えてしまいます。
購入を先にした場合
先に新しい家を購入する場合、これまでの家で生活をしながら落ち着いて家探しをすることができるのがメリットです。
あらかじめ新居が決まっていれば、家を売却した後ですぐに新居で生活を始めることができますし、引越しもスムーズです。
ただこの場合、これまで生活していた家が売却できるまでは新居を購入する資金が用意できずに二重ローンになる可能性があります。