不動産の価値は一定ではなく、時期によって変動します。
売却のタイミングを逃してしまう前に、高く売れるタイミングであれば売却してみるのはいかがでしょうか。
この記事では不動産売却をご検討中の方に向けて、不動産売却に適したタイミングについて紹介いたします。
不動産売却のおすすめのタイミングは築年数に大きく左右される
不動産を高く売却するための第一条件として、築年数が浅い物件であることが挙げられます。
これは戸建てとマンション双方にいえることですが、一般的に戸建て住宅のほうが中古相場の下落が速いです。
これは建築材料の違いが関係しており、戸建て住宅は基本的に木造、マンションは鉄筋コンクリート造と、そのものの耐久性が異なるからです。
だからこそ戸建ては基本的に少しでも早く売りに出すことが重要です。
戸建ては築10年後には新築の約半分まで相場が落ちてしまいます。
よって、戸建ては築5年程度で売りに出すと建物自体の評価と合わせて、傷みも少ないため早期売却の可能性が高くなります。
とくに築年数20年を超える戸建ては建物の市場価値はほぼゼロに近いため、場合によっては撤去してから土地を売りに出すほうが売れやすいです。
一方、マンションは相場の下落は戸建てに比べると緩やかなため、築10年程度の物件であっても、比較的高い値段で売却できる可能性が高いです。
市場の不動産相場の観点から売却に適したタイミングを深掘り
2013年以降不動産市場は非常に好調で、右肩上がりのまま推移してきました。
これは最近までは売り手市場の状態が続いていて、一つの判断基準としてオリンピック前までは上昇傾向が続くと予想されてからです。
しかし、昨年から大流行しているコロナウイルスの感染拡大の影響もあり、経済状況を悪化させているため今後の見通しは不透明です。
まだ地価が下がり始めていない地域においても、これから不動産市場の景気が悪くなる可能性が高いです。
そのため場合に今が売却のタイミングであると推測されます。
また、一年のうちで転勤や子供の進学などがある4月直前に駆け込みで住替えを検討している方も多いため、2月~3月は思いもよらず、好条件で売却できる可能性が高いでしょう。
しかし、4月以降売れ残ってしまった際は、売買条件が格段に悪くなってしまいますので注意が必要です。