マイホームの購入を検討している方に向けて、マイホームの購入のタイミングについて紹介していきます。
どのようなきっかけで購入を決め、平均年収はどのくらいなのでしょうか。
マイホームを購入するタイミングやきっかけは?
国土交通省が実施している住宅市場動向調査によると、マイホームのなかでも「注文住宅(新築)」「分譲戸建住宅」「分譲マンション」「中古戸建住宅」では30代が、もっとも多いといった結果でした。
「注文住宅(建て替え)」と「リフォーム住宅」では、60歳以上がもっとも多くなっています。
また、マイホームを購入するタイミングの平均年齢は、「注文住宅(新築)」が41.4歳、「注文住宅(建て替え)」が61.3歳、「分譲戸建住宅」が39.7歳、「分譲マンション」が42.7歳といった結果です。
中古においては「中古戸建住宅」が46.2歳、「中古マンション」が46.0歳、「リフォーム住宅」が59.4歳でした。
ローンの返済期間を考慮したうえで、収入が安定し始める30代から40代が、マイホームを購入しやすいタイミングになっているようです。
また結婚をきっかけに、マイホームを購入する人もいます。
結婚するとその後転勤や、住み替えの可能性が出てきたり、子供が増えたりすることもあるためです。
ライフプランをよく考えて検討しましょう。
また出産をきっかけに、マイホームを購入するパターンもあり、育児を第一に考えたマイホームづくりを行っている方も多くいます。
もう1つ、子供の独立に合わせたマイホーム購入もきっかけの1つです。
マイホームを購入するタイミングと平均年収
注文住宅(全国)を購入した、世帯の平均年収は731万円です。
ただし同じ注文住宅でも、首都圏・中京圏・近畿圏の三大都市圏の場合は平均年収が上がり、791万円でした。
マイホームを購入しようとする人の状況や、購入したい家によっても、人それぞれ買い時は異なります。
ただし、無理なく住宅ローンを返済できる額は、年間で年収の25%といわれています。
たとえば、年収が800万円の場合、その25%は200万円です。
ローン返済期間を35年とすると、7,000万円のマイホームが視野に入ってきます。
またもう1つの目安として、年収の5から7倍といった考え方もあります。
たとえば年収600万円の人の場合、3,000万円から4,200万円の家が視野に入ってくる、といった形です。
無理なく購入できるマイホームを考えるには、毎月の返済可能額を計算するなど、事前によく計画することが重要になります。