マイホームを購入した後、急に転勤が決まってしまうことがあります。
転勤が決まった後、マイホームをどうするのかは大きな問題になるでしょう。
一時的に誰かに貸した方がいいのか、売ってしまった方がいいのか悩むところです。
マイホームを貸す場合と売る場合の、メリットデメリットをみていきましょう。
マイホーム購入後に転勤！貸すメリットデメリットは？
転勤でマイホームを貸すのはデメリットの方が多いといわれていますが、まずはメリットからチェックしていきましょう。
空き家にしておくより、人に住んでもらったほうが家が傷みにくいため、管理・維持が楽になります。
その他、家賃収入が見込める点も挙げられます。
ただし、上手に交渉すれば住宅ローンの足しにはなりますが、固定資産税や保険料は自らが支払っていかないといけません。
転勤先でかかる家賃も含めると、家賃収入があるからといって大幅なプラスにはならないことを心得ておきましょう。
また、居住用の住宅ローンを組んでいる場合は、基本的に賃貸に出すことはできません。
転勤を終えて再度マイホームに戻ってこれるという場合のみ、金融機関側が許可を出す場合がありますので、賃貸に出す前に必ず融資を受けた金融機関への相談を行いましょう。
マイホームを貸すデメリットとなるのは、トラブルになる可能性がある点です。
家賃を滞納することもあれば、マイホームを貸した人が隣人とトラブルを起こすこともあります。
また、転勤が予定より早く終わった場合、すぐに家に帰れません。
契約期間が終了するまでは、マイホームに戻れないのです。
3年以内の転勤の場合は賃貸の期間が短くなるので、入居者が見つからないということもあるようです。
入居者がいなければ、家賃収入も見込めません。
妥協して安い家賃で貸してしまうと、住宅ローンが払えなくなったり固定資産税が払えなくなったり、資金面で問題が発生します。
貸した人のマイホームの使い方によっては修繕が必要になり、リフォームにお金がかかることもあるでしょう。
マイホーム購入後に転勤が決まったら売るべき？メリットデメリットを解説
転勤期間が未定の場合や転勤後に戻ってこられるかわからない場合、残念ですがマイホームは売った方がいいでしょう。
3年未満の転勤の場合も借り手が見つかりにくいことから、マイホームは売ることを勧められます。
マイホームを売るメリットは、賃貸契約で起るトラブルや手間が無い点です。
固定資産税やマイホームの保険料などにお金がかからないので、新生活の生活費に余裕がでます。
マイホームを売るデメリットは、せっかく購入したマイホームを売らなければいけない点です。
また、住宅ローンが残っている場合はマイホームを売却するために、住宅ローンを一括で返済する必要があるのもデメリットでしょう。
